過去の研究会と報告資料はこちらです。
日時:2009年12月2日(水)14:00~16:40
場所:一橋大学 国立キャンパス 兼松講堂(東京都国立市中2-1)
主催:一橋大学グローバルCOEプログラム「社会科学の高度統計・実証分析拠点構築」
パネリスト: 神林 龍(一橋大学経済研究所 准教授)・川口 大司(一橋大学経済学研究科 准教授)・林 正義(一橋大学経済学研究科 准教授)・田近 栄治(一橋大学経済学研究科 教授)
コーディネーター: 北村行伸(一橋大学経済研究所 教授)
14:00-14:05 開会挨拶 山内 進(一橋大学 理事・副学長)
14:05-14:15 問題提起 [PDF: 285KB] 北村 行伸(一橋大学経済研究所 教授)
14:15-15:35 報告
14:15-14:35 「最低賃金と賃金格差」[PDF: 144KB] 神林 龍(一橋大学経済研究所 准教授)
14:35-14:55 「最低賃金の貧困対策としての有効性」[PDF: 156KB] 川口 大司(一橋大学経済学研究科 准教授)
14:55-15:15 「生活保護の現状と課題」[PDF: 319KB] 林 正義(一橋大学経済学研究科 准教授)
15:15-15:35 「給付つき税額控除の日本への導入」[PDF: 321KB] 田近 栄治(一橋大学経済学研究科 教授)
15:35-15:55 休憩
15:55-16:35 ディスカッション
コーディネーター 北村 行伸
参加者 神林 龍・川口 大司・林 正義・田近 栄治
「政策提言」[PDF: 66KB]
16:35-16:40 閉会挨拶 北村 行伸
(討論会の模様はこちらより動画でご覧になれます。)
最低賃金の引き上げを含めた貧困対策をマニフェストに掲げた民主党が政権に就き、本格的な貧困対策の実施が重要な政策課題として浮上しています。しかしながら
といった数々の疑問があるのも事実です。
この討論会では、これらの問題を専門的に研究してきた一橋大学の経済学者5名が報告に加えディスカッションを行い、貧困対策にまつわる諸問題を解説するとともに、一般参加者の方々と望ましい貧困対策の方向性を考えます。一般の方も参加していただけます。入場無料です。事前申込みの必要もありませんのでご自由にご参加ください。
問合せ先:
一橋大学グローバルCOE事務局:TEL 042-580-8386
経済研究所 秘書室 :TEL 042-580-8327
Email:GCOE-forum@ier.hit-u.ac.jp
FAX:042-580-8333
川口 大司(かわぐち だいじ)
1971年東京都生まれ。現在、一橋大学大学院経済学研究科准教授。専門は労働経済学。Ph.D.(ミシガン州立大学)。早稲田大学政治経済学部卒業、ミシガン州立大学大学院博士課程修了。大阪大学社会経済研究所、筑波大学社会工学系を経て2005年より現職。著書に『日本の外国人労働力』(2009年、日本経済新聞出版社、共著)がある。
神林 龍(かんばやし りょう)
1972年東京都生まれ。現在、一橋大学経済研究所准教授。専門は労働経済学。博士(経済学、東京大学)。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京都立大学経済学部を経て2005年より現職。編著書に『解雇規制の法と経済』(2008年、日本評論者、共編著)がある。
田近 栄治(たぢか えいじ)
東京都生まれ。現在、一橋大学理事・副学長。同大学院経済学研究科、国際・公共政策大学院教授。専門は財政学。Ph.D.(ミネソタ大学)。主な著作(共著、共編著)に、『年金の経済分析-保険の視点』(1996年、東洋経済新報社)、『日本の企業課税-中立性の視点による分析-』(2000年、東洋経済新報社)、『昭和財政史 昭和49~63年度 第4巻租税』(2003年、東洋経済新報社)、『日本の所得分配-格差拡大と政策の役割』(2006年、東京大学出版会)、『次世代型医療制度改革』(2009年、ミネルヴァ書房)等がある。
林 正義(はやし まさよし)
1965年福岡県生まれ。現在、一橋大学国際・公共政策大学院及び大学院経済学研究科准教授。専門は地方財政論、公共経済学。Ph.D.(クイーンズ大学(カナダ))。青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒業、クイーンズ大学(カナダ)大学院博士課程修了。三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、明治学院大学、一橋大学、財務省財務総合政策研究所を経て2006年より現職。著書に『生活保護の経済分析』(2008年、東京大学出版会、共著)がある。
北村 行伸(きたむら ゆきのぶ)
京都府生まれ。現在、一橋大学経済研究所教授。専門は応用計量経済学、マクロ経済学、金融・財政論、公共経済学。D.Phil(オックスフォード大学)。慶應義塾大学経済学部卒業、オックスフォード大学大学院博士課程修了。OECDパリ事務局事務官、日本銀行金融研究所研究員、慶應義塾大学商学部客員助教授、一橋大学経済研究所助教授、2002年から現職。主な著書に『パネルデータ分析』(2005年、岩波書店)等がある。